採苗連作り |
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採苗連を作っている光景です。採苗連とは、海中に沈め、牡蠣の稚貝を付着させる段階に用いるものです。 |
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これが使用するホタテの貝殻。作業を簡素化するため、あらかじめ真ん中辺りに小さな穴があけてあります。貝殻は北海道・青森産のホタテの貝殻を使用しています。 |
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針金に貝殻を通しているところ。 |
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できあがった、採苗連。牡蠣の幼生が海中に漂いだす7月頃から沖に出されます。 |
種採り作業(採苗)〜抑制 |
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水温が23度くらいになる6月下旬頃、水温の上昇と塩分の低下のわずかな刺激によって牡蠣の産卵が始まります。 海水中での受精後、卵からかえった牡蠣の幼生は、24時間後に60μm(写真:顕微鏡で見たD型幼生)、約二週間で0.3mm程に成長します。 そのくらいの大きさになると牡蠣の幼生は何かに付着しようとします。 |
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養殖業者仲間からの情報や種見などをしながら、採苗連を積んだ筏を牡蠣の幼生の多い場所に移動させます。 |
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採苗連を筏に下げて、牡蠣の幼生を付着させます。付着後、3日程度で肉眼で見えるくらいに成長します。 |
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付着した種(牡蠣の幼生)の状態を見ながら約一週間後に抑制棚へ移します。いきなり長時間太陽に照らされると牡蠣の幼生が消えてしまうので直接日に照らされる時間のもっとも短い干潮から満潮の間に移します。写真は抑制棚に運ぶために筏に下げた採苗連を船に積んでいるところです。 |
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採苗連に付着した種(牡蠣の幼生)の状態を見ながら徐々に針金を短くして最終的に抑制棚に直掛けにします。抑制棚で潮の満ち干きにより日に照らされたり海水に浸かったりしながら環境の変化に対応できる抵抗力を付けさせて、丈夫で強い牡蠣に育てます。 |
通し替え作業 |
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筏での作業も並行して行われています。前年の7月頃から抑制棚で育成されている種(牡蠣の幼生)を成長しやすくする為に連を一度分解します。手前に見える約9メートルの長い針金に間隔を広げて通し替えるので、通し替えといいます。 |
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作業される前の採苗連。 |
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通し替えた針金を、今度は養殖筏に吊るします。これを垂下連といいます。吊るされた垂下連は、1年半〜2年もの期間を費やし養殖筏で育成されます。 |
収穫作業〜剥き身作業 |
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牡蠣の水揚げ作業は早朝に行ないます。養殖筏で大きく成長した牡蠣の垂下連をフックに引っ掛けていきます。 |
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海中でワイヤーフックに吊るされた状態の、9mもある牡蠣の垂下連の束を、専用のクレーンを用いて巻き上げます。 |
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船上で、牡蠣の垂下連の一番下の針金を切ると、針金に通っている牡蠣とが船上に落ちます。 |
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養殖筏から水揚げした牡蠣を、船上で少しずつ鍬で掻き、ベルトコンベアーに乗せて洗浄機へと運びます。 |
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ドラム式の洗浄機を通して、牡蠣に付いている付着物や汚れを取り除きます。 |
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洗浄機を通った牡蠣は、またベルトコンベアーで作業場内の浄化プールへと運ばれます。 |
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その後、浄化プールの中で酸素を与えて一昼夜置きます。これは、牡蠣の体内の汚れを吐き出させて、きれいにするためです。 |
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翌日、牡蠣は打ち子さんの手作業で一粒一粒むき身にされてから出荷されます。この一連の作業を10月末〜5月中旬まで毎日行なっています。 |
カキ打ちVR体験 |
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殻付かきの深みがある方を下にして持ちます。カキの貝柱を切ってやると殻の口が開きます。写真の指が指している所に、カキの貝柱があります。 |
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右手にカキ打ち(カキを剥き身にする道具)を握ります。カキ打ちの刃先を殻の中に入れていくのですが、あらかじめカキの殻の先端を壊しておくと、カキ打ちの刃が入りやすいです。 |
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下の殻の内面に添わせてカキ打ちの刃を入れていき、貝柱を切り取ります。無理やりこじ開けようとすると、カキが壊れてしまうので注意!! |
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カキの貝柱を切り取り開くと下の殻が外れます。この時上の殻の方の貝柱はまだ外れていないので、カキは上の殻の方に付いています。 |
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きれいに下の貝柱が切り放されていますネ。次に上の殻の方に付いたの貝柱を同様に切り放して剥き身にします。かき打ちの事をもっと知りたい人は、ここをクリック→イベント情報 |
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